「ちょっと怪しい…」「これは私の仕事だ」!使えるビジネス英会話フレーズ

ビジネスの現場では、決まった言い回しだけでなく、状況に応じた柔軟な表現力が求められます。特に、微妙なニュアンスを伝えたいときや、相手との関係性を円滑にしたいときには、ただ単語を並べるだけでは不十分です。

この記事では、仕事で使えるユニークなフレーズから、意外と知らない日常的な表現まで、プロフェッショナルなコミュニケーションに役立つ英会話フレーズを解説します。単語のニュアンスや文法のポイントもあわせて解説するので、今日からすぐに使ってみましょう。


1. 「これはちょっと怪しいな…」と言いたいとき

日本のビジネスシーンで「ちょっと臭うね」と比喩的に使われるように、何かがおかしい、裏がある、と感じたときに使えるフレーズです。

フレーズ:This smells fishy. / I suspect something is off.

  • This smells fishy.
    • 直訳は「魚の匂いがする」ですが、これは「怪しい」「胡散臭い」という意味のイディオムです。何かの不正や詐欺の気配がするときによく使われます。
    • よりカジュアルな表現なので、信頼関係のある同僚との間で使うのがいいでしょう。
  • I suspect something is off.
    • 「suspect」は「〜ではないかと疑う」、「something is off」は「何かがおかしい」という意味です。
    • より丁寧で客観的な表現なので、上司や顧客に対して使うのに適しています。

2. 「これは私の問題だ。誰の手も借りたくない」と言いたいとき

誰にも干渉されたくない、自分が責任を持ってこの問題を解決すると伝えたいときに使います。

フレーズ:This is my business. / I'll handle this myself.

  • This is my business.
    • 「business」には「仕事」の他に「個人的な関心事、問題」といった意味もあります。直訳すると「これは私の関心事だ」となり、「口出ししないでほしい」という強いニュアンスを含みます。
    • 使い方によっては、かなりきつい印象を与えてしまうことがあるので、注意が必要です。
  • I'll handle this myself.
    • 「handle」は「〜を処理する」「〜をうまく扱う」という意味。
    • 「私が一人で対処します」というニュアンスで、責任感の強さを示すことができます。

3. 「〜を急ぐ必要がある」と言いたいとき

ビジネスではプロジェクトの進行や開発を急がなければならない状況がよくあります。このとき、単に "We have to hurry" と言うよりも、よりフォーマルな表現が適しています。

フレーズ:We must hasten the development of... / We need to expedite the process.

  • We must hasten the development of...
    • 「hasten」は「急ぐ、急がせる」というフォーマルな動詞。
    • 計画的かつ真剣に、物事の進行を早めるというニュアンスが伝わります。
  • We need to expedite the process.
    • 「expedite」も「迅速に処理する、はかどらせる」という意味のフォーマルな動詞です。
    • 主に、手続きや業務の流れを速めることを指すときに使われます。

4. 「一からやり直す必要がある」と言いたいとき

うまくいかなかったり、根本的な見直しが必要になったりしたときに、ゼロから始めることを提案するフレーズです。

フレーズ:We need to go back to the drawing board.

  • go back to the drawing board
    • 「drawing board」は設計図を描くための製図板のことです。
    • 「製図板に戻る」というイディオムで、計画やプロジェクトがうまくいかなかったときに、最初から再検討することを意味します。

5. 「それは検討に値しますね」と言いたいとき

相手の提案やアイデアが魅力的だと感じたときに、前向きに検討する姿勢を示す丁寧なフレーズです。

フレーズ:That's worth considering.

  • worth considering
    • 「be worth -ing」で「〜する価値がある」という文法表現です。
    • 「consider」は「〜を検討する、考慮する」という意味。
    • 直訳すると「それは検討する価値がありますね」となり、相手の意見を尊重し、真剣に受け止めているという意思を伝えることができます。

6. 「細部まで確認してください」と言いたいとき

プレゼン資料や契約書など、ミスが許されない重要な書類をチェックするよう指示するフレーズです。

フレーズ:Please check the details with a fine-tooth comb.

  • with a fine-tooth comb
    • 直訳は「目の細かい櫛(くし)を使って」です。
    • このイディオムは、非常に細かく、念入りに、徹底的に何かを調べることを意味します。
    • 重要な書類の校正や、複雑なデータの検証を依頼する際に非常に効果的です。

今回紹介したフレーズは、単なる直訳では伝わりにくいニュアンスを持っています。それぞれのフレーズが持つ背景やニュアンスを理解することで、より円滑でプロフェッショナルなコミュニケーションが実現できるでしょう。


補足:ゴルフの英語フレーズ

ビジネスの場では、接待ゴルフなどで会話する機会もあるでしょう。ゴルフで使える特定のフレーズもいくつかご紹介します。

「グリーンからこぼれてしまった」

It rolled off the green.

  • 「roll off」で「〜から転がり落ちる」という意味です。
  • ゴルフの場面以外にも、「The ball rolled off the table.(ボールがテーブルから転がり落ちた)」のように、日常的に使えます。

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