「要するに、まとめると」ビジネス英語の達人!今日から使えるフレーズ

ビジネスシーンで英語を使う際、「これで合ってるのかな?」「もっとスマートな言い方はないかな?」と悩むことはありませんか? 流暢な英語を話すには、単語や文法だけでなく、状況に応じた適切なフレーズを知っていることが重要です。

この記事では、ビジネスでよく使われる実用的な英語フレーズを厳選してご紹介します。各フレーズには詳しい解説と、そのまま使える例文も添えました。これを読めば、あなたのビジネス英語がワンランクアップすること間違いなしです!


状況分析・問題解決に役立つフレーズ

This problem has to be examined from different angles.

(この問題はさまざまな角度から検討する必要がある。)

  • 解説: 何か問題に直面した際に、多角的な視点から検討することの重要性を伝えるフレーズです。より良い解決策を見つけるために、様々な側面から議論を深めたいときに役立ちます。
  • 文法・単語:
    • examine: 「検討する」「調査する」という意味の動詞です。単に「見る」のではなく、より深く分析するニュアンスを含みます。
    • from different angles: 「異なる角度から」「様々な視点から」という意味のイディオムです。angles の代わりに perspectives(視点)や viewpoints(見解)を使うこともできます。
  • 例文:
    • We need to examine this issue from all angles before making a decision. (決断を下す前に、この問題をあらゆる角度から検討する必要があります。)

We need to dig deeper into this issue.

(この問題について、もっと深く掘り下げる必要がある。)

  • 解説: 表面的な議論だけでなく、問題の根本原因や詳細をさらに探る必要があるときに使う表現です。
  • 文法・単語:
    • dig deeper (into something): 「〜をより深く掘り下げる」「〜を徹底的に調べる」という意味のイディオムです。
    • issue: 「問題」「課題」という意味です。problem よりも、より広範な課題や論点を指す場合に使われます。
  • 例文:
    • The initial report was helpful, but I think we need to dig deeper into the market trends. (最初の報告書は役に立ったが、市場の動向についてはもっと深く掘り下げる必要があると思う。)

準備・確認に関するフレーズ

The preparations are now as good as over.

(これで準備は大体終ったようなものだ。)

  • 解説: 準備がほとんど完了していることを伝えるフレーズです。まだ完璧ではないが、大部分が終わっており、あとは微調整を残すのみ、といったニュアンスです。
  • 文法・単語:
    • preparation: 「準備」という意味の名詞です。通常、複数形の preparations で使われることが多いです。
    • as good as: 「も同然」「ほとんど〜だ」という意味のイディオムです。直訳すると「〜と同じくらい良い」となりますが、ここでは「〜とほとんど同じくらい完了している」というニュアンスになります。
  • 例文:
    • The presentation slides are as good as done; just a few minor tweaks left. (プレゼン資料はほとんど完成したようなものだ。あとはいくつか微調整が残っているだけだ。)

Let's go over what we've agreed to so far.

(これまでに合意した点を振り返っておきましょう。)

  • 解説: 会議や議論の終盤で、これまでの合意事項を確認し、認識のズレがないかを確かめたいときに非常に便利なフレーズです。
  • 文法・単語:
    • go over: 「〜を(再)検討する」「〜を見直す」「〜を説明する」という意味の句動詞です。ここでは「確認する」という意味合いで使われます。
    • what we've agreed to: what は関係代名詞で、「私たちが合意したこと」という意味の節を作っています。
    • so far: 「これまでのところ」「現状では」という意味です。
  • 例文:
    • Before we conclude, let's go over the action items for next week. (終える前に、来週のアクションアイテムを確認しておきましょう。)

Could you walk me through the process?

(その手順を詳しく説明していただけますか?)

  • 解説: 新しいプロジェクトやタスク、複雑な手順について、順を追って詳細に説明してほしいときに使う丁寧な依頼表現です。
  • 文法・単語:
    • walk (someone) through (something): 「〜に(手順などを)詳しく説明する」「〜を手ほどきする」という意味のイディオムです。相手に寄り添って丁寧に教えるニュアンスがあります。
    • process: 「手順」「過程」という意味です。
  • 例文:
    • I'm new to this system. Could you walk me through how to submit a request? (このシステムは初めてです。リクエストの提出方法を詳しく教えていただけますか?)

リソース・人員に関するフレーズ

We are running short of hands.

(私たちには人手が不足してきています。)

  • 解説: 人手不足に陥っている状況を説明する際に使われるフレーズです。プロジェクトの進行が滞る可能性を示唆する際などにも使えます。
  • 文法・単語:
    • run short of (something): 「〜が不足する」「〜が足りなくなる」という意味のイディオムです。
    • hands: ここでは「人手」「労働力」という意味で使われます。
  • 例文:
    • If we don't hire more staff soon, we'll be running short of hands for the new project. (すぐに人員を増やさないと、新しいプロジェクトの人手が不足するだろう。)

We're stretched thin.

(私たちは手一杯です/人員がギリギリです。)

  • 解説: チームや個人のリソースが限界に達している状況を表現するフレーズです。これ以上タスクを引き受けられない、といった意味合いで使われます。
  • 文法・単語:
    • stretched thin: 「手一杯である」「人員がギリギリである」「(資源が)不足している」という意味のイディオムです。直訳すると「薄く引き伸ばされている」となり、限界まで広がっている様子を表します。
  • 例文:
    • Our team is already stretched thin, so taking on another big project right now would be challenging. (私たちのチームはすでに手一杯なので、今すぐもう一つの大きなプロジェクトを引き受けるのは難しいだろう。)

提案・意見に関するフレーズ

I'd like to propose a new approach.

(新しいアプローチを提案したいと思います。)

  • 解説: 会議などで新しいアイデアや方法を提案する際に使える、丁寧かつ明確なフレーズです。
  • 文法・単語:
    • propose: 「提案する」という意味の動詞です。suggest よりも、より公式な提案のニュアンスがあります。
    • approach: 「アプローチ」「取り組み方」「方法」という意味の名詞です。
  • 例文:
    • During our next meeting, I'd like to propose a new marketing strategy. (次の会議で、新しいマーケティング戦略を提案したいと思います。)

Let's brainstorm some ideas.

(いくつかアイデアを出し合いましょう。)

  • 解説: アイデアを出し合うブレインストーミングを提案する際に使うフレーズです。自由な発想を促したいときに有効です。
  • 文法・単語:
    • brainstorm: 動詞で「ブレインストーミングをする」「アイデアを出し合う」という意味です。
    • some ideas: いくつかのアイデア。
  • 例文:
    • We're stuck on this problem. Let's brainstorm some ideas to find a solution. (この問題で行き詰まっている。解決策を見つけるためにいくつかアイデアを出し合おう。)

結論・締めくくりに関するフレーズ

Let's wrap this up.

(これで終わりにしましょう。)

  • 解説: 会議や議論を締めくくりたいときに使える、カジュアルでありながらビジネスシーンでもよく使われるフレーズです。
  • 文法・単語:
    • wrap up: 「〜を終える」「〜を締めくくる」という意味の句動詞です。
  • 例文:
    • We're running out of time, so let's wrap this up and decide on the next steps. (時間がないので、これで終わりにし、次のステップを決めましょう。)

To summarize, ...

(要するに、…/まとめると、…)

  • 解説: 話の要点をまとめる際や、議論の結論を述べる際に使うフレーズです。相手に理解を促すのに役立ちます。
  • 文法・単語:
    • summarize: 「要約する」「まとめる」という意味の動詞です。To summarize で不定詞の副詞的用法として使われ、「要約するために」転じて「要約すると」という意味になります。
  • 例文:
    • To summarize, we've decided to proceed with option B, but with some modifications. (まとめると、いくつか修正を加えてB案で進めることにしました。)

これらのフレーズを使いこなせば、あなたのビジネス英会話はもっとスムーズで、自信に満ちたものになるでしょう。ぜひ日々の業務で積極的に使ってみてください。

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