ニートやキャリアアップは本当の英語?英語でも使うの?
日本語でよく使われる「ニート」や「キャリアアップ」という英語っぽい言葉がありますが、実は欧米のネイティブスピーカーには通じません。
「ニート」は英語じゃない?
日本では、「ニート(NEET)」は、「Not in Education, Employment, or Training」の略で、学校にも行ってなくて、仕事もなく、職業訓練も受けていない若者を指す言葉となっています。
英語では
「NEET」という言葉は、イギリスで生まれた英語の略語ですが、日常ではあまり使われません。特にアメリカではほとんど使われず、社会学や政策用語の一部となっています。
英語の言い方
・Unemployed (失業中)
一般的な表現です。職を失った状態、あるいは職を探している状態です。
例: "He's been unemployed for six months." (彼は6ヶ月間失業中です。)
・Out of work" (仕事がない)
unemployedと同じ意味で使われますが口語的です。
例: "She's been out of work since the company downsized." (会社が規模を縮小して以来、彼女は仕事がありません。)
・Jobless(無職)
unemployedと同じように使われますが口語的です。
例: "Many young people are jobless after graduating from university." (多くの若者が大学卒業後、無職です。)
・On welfare(生活保護を受けている)
仕事がないだけでなく、政府からの経済的支援を受けている状況です。
例: "He's been on welfare for a few years now." (彼はもう数年、生活保護を受けています。)
・Stay-at-home son/daughter
働いていないが家事などを手伝っている場合など
キャリアアップ
日本では「キャリアアップ」は、転職やスキル向上などを通じて自分の仕事の価値を高めること、または昇進することになってます。
英語では
「career up」という言い方は英語にはありません。
英語表現:
- “advance my career”(キャリアを前進させる)
- “get a promotion”(昇進する)
- “develop my skills”(スキルを伸ばす)
- “boost my career prospects”(キャリアの可能性を高める)
例文
- “I’m taking night classes to advance my career.”
(キャリアアップのために夜間授業を受けています。) - “She changed jobs to boost her career prospects.”
(彼女はキャリアアップのために転職しました。) - "She's looking for opportunities for career advancement."
(彼女はキャリアアップの機会を探しています。) - "Our company encourages professional development through various training programs."
(弊社は様々な研修プログラムを通じて専門能力開発を奨励しています。) - "He's happy with his career progression within the company."
(彼は社内でのキャリアの進展に満足しています。) - "She's determined to move up the career ladder."
(彼女はキャリアアップする決意を固めています。) - "He worked hard to get a promotion."
(彼は昇進するために一生懸命働きました。) - "I want to improve my skills to be more competitive in the job market."
(転職市場でより競争力を持つためにスキルアップしたいです。)