ハローワークの職業訓練で英会話は学べるの?条件・費用・注意点を解説
「英会話を身につけて就職や転職に活かしたい」「できれば費用を抑えて英語を学びたい」このように考えたとき、候補に挙がるのがハローワークの職業訓練ですが、そもそも職業訓練で英会話や英語は学べるのか?、どのような条件・要件があるのか?、費用はどれくらいかかるのか?どんな点に注意すべきか?について分かりやすく、詳しく解説します。
ハローワークの職業訓練とは
ハローワークの職業訓練とは、求職者が再就職や転職に必要なスキルを身につけるための公的な訓練制度です。大きく分けて、公共職業訓練(主に雇用保険受給者向け)、求職者支援訓練(主に雇用保険を受給できない人向け)の2種類があります。いずれも「就職につながること」が目的であり、趣味や教養としての学習は対象外となります。
職業訓練で英会話・英語は学べるのか
英会話単独の訓練は少ないですが、英会話を学べるケースはあります。
ただし、「英会話だけ」を目的とした訓練は非常に少なく、多くは「職種+英語」という形で組み込まれています。
英語が学べる主な職業訓練の例
たとえば、貿易事務・国際事務、一般事務・OA事務(英語対応あり)、観光・ホテル・空港関連、IT・Web系(IT英語、技術文書読解など)、海外営業・営業アシスタントのような分野では、英語・英会話がカリキュラムに含まれることがあります。
これらは「英語を使う可能性のある職種」への就職を前提としているため、英会話やビジネス英語が学習内容に含まれます。
英会話目的で職業訓練を受けるための条件・要件
共通の基本条件
- 職業訓練を受講するには、原則として次の条件を満たす必要があります。
- ハローワークに求職登録をしていること
- 就職の意思と能力があること
- 訓練修了後、関連職種への就職を目指すこと
「英語が好きだから」「英会話を趣味で学びたい」という理由だけでは、受講は認められません。
公共職業訓練の主な要件
- 公共職業訓練の主な要件は次のとおりです。
- 原則として雇用保険(失業給付)を受給中
- ハローワークの受講指示・推薦があること
- 訓練内容が再就職に必要と判断されること
求職者支援訓練の主な要件
- 求職者支援訓練の主な要件は次のとおりです。
- 雇用保険を受給できない求職者
- 世帯収入・資産が一定額以下であること(職業訓練受講給付金を希望する場合)
- 原則、月1回以上の求職活動を行うこと
自己負担費用はどれくらいかかる?
受講料は原則無料
職業訓練の受講料自体は原則無料です。英会話を含む訓練でも、この点は同じです。
自己負担が必要な主な費用
ただし、テキスト代・教材費(数千円~数万円)、資格試験の受験料(任意)、通学交通費、昼食代のような費用は自己負担となるのが一般的です。「完全にお金がかからない」というわけではない点に注意が必要です。
職業訓練の申し込み手続きの流れ
ハローワークで相談
まずはハローワークで、英語を使った仕事に就きたいこと、希望する職種
を具体的に伝えます。
募集中の職業訓練を探す
職業訓練は、地域、時期によって内容が大きく異なります。
英会話を学びたい場合は、「英語」「貿易」「国際」「観光」などのキーワードで探すのがポイントです。
3. 申込・選考
多くの職業訓練では、書類選考、面接(簡単な筆記試験を含む場合もあり)が行われます。英語力そのものよりも、就職意欲や訓練目的との整合性が重視されます。
受講開始
選考に通過すると、指定された日から訓練が開始されます。
英会話目的で職業訓練を利用する際の注意点
英語レベルは基礎~中級が中心
職業訓練の英語・英会話は、初級~中級レベルで実務で使う基礎的な表現が中心です。高度な英会話力やネイティブレベルを期待すると、ギャップを感じる可能性があります。
英会話が主役ではない訓練も多い
多くの訓練では、事務スキル、パソコン操作、業界知識が中心で、英会話はその一部として扱われます。
途中退校は不利になることがある
正当な理由なく途中で辞めた場合、雇用保険給付の停止、今後の職業訓練受講に影響が出る可能性があります。


