リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは?英語学習は対象?申請方法・要件・注意点を解説
政府が実施する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、キャリア相談・リスキリング(学び直し)・転職支援を一体的に提供して、キャリアアップを目指す在職者の学び直しを支援する補助制度です。
制度の正式名称と所管
正式名称も、そのままで「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」です。
所管は経済産業省(産業人材政策課)です。実施体制としては、経済産業省の公募・採択事業として、補助事業者(支援事業者)がキャリア相談等を提供します。
事業の概要
この制度は、在職者がキャリア形成を行いながら新たなスキルを身につけ、転職・キャリアアップにつなげる支援を一体的に提供する仕組みです。具体的には次の4つがセットになっています。
キャリア相談対応
民間のキャリアコンサルタント等によるキャリアの棚卸しやキャリアプラン設計です。
リスキリング提供
スキルアップ講座(例:IT、デジタル、ビジネス、語学など)の受講支援を行います。
転職支援
転職までの伴走支援・職業を紹介します。
フォローアップ
転職後の継続就業や賃金上昇のフォローをします。
申請の方法・提出先(事業者向け)
この制度は補助金制度として運用されており、リスキリング講座やキャリア支援を提供する事業者が申請します。個人が直接申請するものではありません。
申請方法:電子申請システム jGrants(J-グランツ)を利用
必須ID:gBizIDプライムが必要(事前に取得が必要)
提出先:jGrants上での申請
締切・公募期間:年度ごとに設定(例:令和7年度 公募あり)
注意点:申請は事業者(教育機関、人材紹介会社など)が行い、採択後に支援プログラムを提供します。
個人は対象か?(英会話やリスキリングの利用条件)
個人が利用できる条件
対象者は、現在雇用契約のある在職者(正社員・契約・派遣・パート等)です。転職(雇用変更)を伴うキャリアアップを目指すことが前提です。受講時点で雇用契約があることが要件(退職後のみでは対象外になる場合あり)となっています。
対象講座
リスキリング講座は、対象事業者が提供する講座(IT、デジタル、マーケティング、語学(英語含む)等)、英会話講座も制度の対象講座として採択されているケースあります。たとえば、IT×英会話コースなどです。
注意ポイント(英会話)
全ての英語講座が対象になるわけではありません。採択された講座・提供事業者が対象であることが重要で、事前に制度の対象講座一覧を確認する必要があります。
補助内容(自己負担・助成の仕組み)
この制度自体は事業者向けの補助金制度ですが、個人がサービスを利用することで結果的に受講費用の補助を受けられる仕組みです。
講座を修了した時点で受講費用の50%相当額(上限40万円)補助されます。さらに転職・定着(1年継続就業)した場合は20%相当額(上限16万円)追加補助されます。
合計最大で70%(最大56万円)の補助が期待可能です。
実質の自己負担金としては、受講料から補助金分を差し引いた額が自己負担となりますが、補助金額は講座費用や採択要件によって異なるため、事前確認をしたほうがよいでしょう。


