ワーキングホリデー(ワーホリ)は「英語初級者向け制度」ではなくなった

オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・イギリスのワーホリ最新事情

かつては、ワーキングホリデー(ワーホリ)は、英語を学びながら海外で働ける制度であり、英語力が高くなくても現地で伸ばせる制度でした。10~20年前は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスといった英語圏4か国で、英語初級~中級レベルでも仕事が見つかりましたが、2020年代後半からワーホリ事情は大きく変化しています。

特にこの4か国では、高度な英語力がなければ仕事がないという状況になってきています。

昔のワーホリは英語を学びながら働けましたが・・・

仕事の多くが単純労働でした。日本食レストランのキッチン補助、ファーム(農場)での収穫作業、清掃・ハウスキーピング、工場・倉庫作業でしたが、これらは、英語を話す機会が少なく、指示が単純で、日本人同士で働ける環境も多いという特徴があり、英語初級者でも就労が可能でした。

日本人は勤勉で、遅刻しないし、クレームも少ないといった理由から、日本人ワーホリは雇用主から一定の評価を受けていましたが、現在は、英語が話せないと雇えない」時代へ入ってきています。

移民・留学生の急増

オーストラリア、カナダ、イギリスでは、永住権を目指す移民、高学歴・高英語力の留学生が大幅に増加しています。

彼らは、英語が流暢で長期間働けて、接客・専門職にも対応可能という点で、ワーホリよりも雇用主にとって魅力的です。結果として、英語が十分に話せないワーホリをあえて雇う理由がないという状況が生まれています。

最低賃金の上昇と雇用の厳格化

これら4か国では最低賃金が大きく上昇しています。

オーストラリアは世界トップクラスの最低賃金で、カナダ・イギリスは生活費高騰に伴う賃金上昇があり、賃金が高くなっています。即戦力で、英語で問題なく仕事ができる人材が求められるようになってきています。昔のように「とりあえず雇って教える」という余裕は、ほぼありません。

接客業で求められる英語レベルが上がった

現在、仕事の中心はカフェ・レストランのホール、ホテルのフロント、小売店スタッフが多く、これらの仕事では、クレーム対応、電話応対、雑談を含む自然な会話が必要です。

そのため、求められる英語力は、日常会話レベルからビジネス初級~中級以上へと大きく引き上げられています。

国別の英語力がない場合の現実

オーストラリア

ファーム仕事は激減しています。都市部は英語が必須です。日本食レストランも「英語が話せる人」優先になっています。

ニュージーランド

そもそも求人数自体が少なく、地方でも英語力を重視しています。観光業は会話力が必須です。

英語初級者は長期間無職になることも珍しくありません。

カナダ

永住希望者との競争が非常に激しくなっています。接客は流暢さが前提で、日本人向け仕事は減少しています。英語が話せないと仕事がない国になってきています。

イギリス

ワーホリ(YMS)は完全に即戦力向けです。英語の職歴がないと厳しい現実がある。物価が高く無職期間がたいへんです。英語中上級以上が前提条件と考えるべきです。

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