英会話スクールに子供を通わせる前に検討することと注意点について詳しく解説

英会話は大人になったら必須だし、うちの子にも英語を学ばせたいけど、英会話スクールってどう選べばいいのかわからないという悩みのお父さん、お母さんは多いと思います。

授業料を払って通わせるには、しっかりスクールを選びたいと思いますよね。お子さんを英会話スクールに通わせる前にぜひ検討していただきたいことと、注意点について詳しく解説します。

子供に英語を学ばせたいと考えるご家庭は年々増えていますが、ただ、「英会話スクールに通わせればいい」というわけではありません。とくに幼児期は、英語に対する「楽しい」「好き」という気持ちが将来の語学力につながる大切な時期です。

目的を明確にする

一番だいじなのは、なぜ子どもに英会話を学ばせたいのかという目的を具体的にすることです。

将来は、英語を使って活躍してほしい、外国人とうまくコミュニケーションが取れるようになってほしい、学校の英語の授業を先取りして学ばせておきたい、外国に行ったりして視野を広げてほしいなど、目的は家庭によっていろいろあると思いますが、目的がはっきりしていれば、スクール選びの基準もはっきりします。

ただ、周囲がみんな行かせてるので、英語をやらせておいた方がいいだかで始めると、子どもも、親も途中で、疲れてしまいます。

子どもの性格と学習スタイルを考える

子供の性格や特徴にあったスクールを選ぶことは、英語学習を楽しく、長く継続させるのに重要になります。

活発で体を動かすのが好きな子供であれば、歌やダンス、ゲームなどを多く取り入れて英語を楽しく学べる、体を動かすアクティビティがたくさんあるスクールがよいでしょう。

お子さんが、おとなしくて、じっくり取り組むタイプのこどもであれば、少人数制で先生と触れ合う機会の多い授業のあるレッスンやワークブックや読み書きがバランス良く取り入れているスクールが向いているかもしれません。

人見知りのお子さんであれば、プライベートレッスンや、慣れるまで、少人数クラスに行かせるのもよいと思います。

体験レッスンに参加する場合は、お子さんがその場の雰囲気に馴染めるか、先生との相性はどうかなど観察してみたほうがよいでしょう。むりに通わせても、英語嫌いになってしまうだけですね。

無理なく通える場所・時間か

送迎の負担や時間帯の問題もたいせつです。平日の夕方に通わせたいけれど、子どもが疲れてしまって集中できないこともよくあります。また、長時間のレッスンや詰め込みすぎは、子どもに英語への苦手意識を与える原因になりかねません。無理のないペースで継続できるかを考えましょう。

レッスン内容と講師の質

カリキュラムやコース内容などのお子さんの年齢や発達段階にあっているか大事になります。幼児期は音の習得をすること、小学生低学年であれば、リスニング・スピーキング中心にして、高学年からは読み書きもバランス良くするなど、年齢に合った無理のないカリキュラムになっているか確認します。難しい単語をどんどん覚えていくような内容だけでは効果は期待できません。

英語の音と文字のルールを学ぶフォニックスは、将来的なリーディング力に大きく影響します。特に小学校高学年以降を視野に入れるなら、フォニックスを取り入れているか確認することをおすすめします。

フォニックスとは、英語の文字と音の関係性を学ぶ学習法のことです。アルファベットの読み方と発音を結びつけることで、知らない単語でも正しい発音で読めるようになることを目指します。

講師の質ですが、ネイティブ講師か、日本人講師かによって違ってきます。どちらもメリットとデメリットがありますが、ネイティブ講師は自然な発音や文化を伝えられるのに対して、幼児期や初心者の場合では日本人講師の方がきめ細やかなサポートができる場合もあります。

重要なことは、講師が英語力だけでなく、子供との接し方に慣れていて、楽しく学習能力を引き出すことができるかです。指導経験や研修制度も確認するとよいでしょう。

英語は継続が鍵です。そのためには、子どもが「英語って楽しい！」と感じ続けられるようなレッスン設計が必要です。ゲームやクラフト、ストーリータイムなど、楽しみながら自然に英語に触れられる内容が組み込まれているかを確認しましょう。

費用と継続性について

英会話スクールでは月謝以外にも、入会金、教材費、イベント費などが発生する場合があります。

費用総額でいくらかかるのかをしっかり調べて、予算に合っているか確認しましょう。長期的に継続できる費用かも検討してください。短期間でやめてしまっては、せっかく始めた英語学習が無駄になってしまうことがあります。

また、送り迎えの負担、兄弟の習い事との兼ね合いなど、通い続けることができるかどうかも考慮に入れる必要があります。無理のない範囲で続けられるスクールを選ぶことが大切です。

体験レッスン

スクールの体験レッスンに参加して、実際にクラスの雰囲気を見るのもよいでしょう。

その時に、こどもの反応を観察します。楽しんでいるか、積極的に参加しようとしているかなどです。

また、講師の教え方も見ておきます。子供たちの集中力を引き出して、飽きさせない工夫をしているのかどうかなどです。

少人数で手厚いサポートが欲しいのか、大勢で活気のあるクラスが良いのかなども見ておいたほうがよいでしょう。

体験レッスンを受けることで、講師との相性や教室の雰囲気、授業の進め方が子供に合っているかを確かめましょう。英語力以上に、子供が「楽しかった！」と感じるかどうかが重要です。

家庭でのサポート

週１回や２回のレッスンだけでは英語力の定着は難しいこともあります。家での復習や、英語絵本・動画などを取り入れて、日常の中で英語に触れる環境づくりが重要です。