英語ニュースで学ぶ英語、勉強の仕方とおすすめニュース英語学習サイト４選

英語のニュースで英語の勉強をするのは効果的ですが、ニュースは一般的な英語や日常の英会話とはずいぶんと違います。勉強の仕方やおすすめニュース英語学習サイトをご紹介します。

ニュースの英語とは

ニュースの英語とは、テレビやラジオ、新聞、インターネットなどの報道媒体で使用される英語のことです。

ニュースは事実を簡潔かつ正確に伝えることを目的としてますので、形式ばった表現や専門用語が多く用いられます。政治・経済・科学・国際問題など多岐にわたる分野をあつかっているので語彙や背景知識の幅広さが必要になってきます。

• ニュース英語は次のような特徴があります。
  • 受動態や現在完了形の使用が多い
  • 頭語（lead-in）で重要情報を先に伝える「逆三角形構造」
  • 略語・専門用語・固有名詞の頻出
  • 権威ある情報源を引用するための公式な表現

このように、日常会話とは違った独特のリズムや文体となっており、リスニング・リーディングの訓練をする必要があります。

英語ニュースにふれることで生きた英語に触れる機会が増え、国際的な視点も養うことができます。

ニュースの英語と一般英語の違い

項目	ニュース英語	一般英語
目的	客観的な事実の伝達、情報共有、分析	個人の意思疎通、コミュニケーション、感情表現、情報交換、娯楽
文体	フォーマル・堅い、専門用語、政治経済用語、抽象的な概念	カジュアル・柔らかい、インフォーマル、スラング、口語表現、日常的な語彙
語彙	専門用語・抽象語、政治経済用語、抽象的な概念	日常語・口語表現、主観的、口語的、フレキシブル、能動態多用
文構造	複雑で長い文も多い、正確、複雑な構文、関係代名詞の多用	短くシンプルな構造、柔軟、省略、短縮形、文法的な崩れが見られることも
発音	はっきり・明瞭、クリア、聞き取りやすい、標準的なアクセント	地域差・省略あり、個人的な癖、イントネーションの幅広さ

ニュース英語は情報を正確に伝えるための英語形式であって習得することでTOEICや英検、IELTSなどの試験対策、さらにはビジネスや留学の場でも役に立ちます。

ニュース英語は、特にフォーマルな場面やビジネスシーンで役立つ表現が多く含まれています。一方、一般英語は、より日常的で自然なコミュニケーション能力を養うのに適しています。両者をバランス良く学ぶことで、より総合的な英語力を身につけることができるでしょう。

ニュース英語の勉強の仕方

ニュース英語を効率的に学ぶ効果的な方法です。

リスニング

音声を聞き、全体の意味をつかむ練習をします。わからなくても構いません。重要なのは、話の流れやトーンに慣れることです。

スクリプトを確認しながら聞く

スクリプト（英文）を見ながら音声を聞きます。知らない単語や表現は意味をネットなどで調べます。

キーワードを特定する

ニュースのテーマを表す重要な単語やフレーズを特定します。これらがニュースの核となる情報です。

音読・シャドーイング

スクリプトを見ながら音読したり、音声に追いつく形で発音する「シャドーイング」を行います。発音・抑揚・リズムを身につけることができます。

要約や意見を書く

最後に、そのニュースについて自分の言葉で要約したり、簡単な感想・意見を書くことでライティング力もできます。

おすすめニュース英語学習サイト４選

NHK WORLD JAPAN「ニュースで学ぶ現代英語」

https://www.nhk.or.jp/lesson/news

日本語解説付きで、英語初級者～中級者にも優しい構成
毎週更新され、社会性の高いトピックを扱う
スクリプト・音声・文法解説すべて無料で提供

Voice of America (Learning English)

https://learningenglish.voanews.com

アメリカの時事ニュースを、簡単な語彙とスロースピードで解説
ビデオ・記事・クイズが豊富に揃っており、自習に最適

BBC Learning English

https://www.bbc.co.uk/learningenglish

英国式英語で本格的なトレーニングができる
ニュースを題材にしたシリーズや文法・語彙講座も豊富

Breaking News English

https://breakingnewsenglish.com

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