「英会話・ぜったい・音読」ってすごいの?どんな教材?アプリもあるの?
英会話の「音読」は効果的なトレーニング方法です。この「音読」ですごく人気があるのが、講談社の書籍「英会話・ぜったい・音読」なんです。その魅力や効果、アプリについても解説します。
「英会話・ぜったい・音読」とは?
英会話・ぜったい・音読は、英会話関係の書籍としてシリーズ累計200万部以上を売り上げたベストセラー教材です。
著者は国際基督教大学名誉教授の國弘正雄(くにひろ まさお)先生で、「英語は声に出して覚えるべきだ」という理論を提唱されました。
この本の特徴は、日本の中高生向けの教科書レベルの英文を、何度も繰り返し音読することで「英語回路」をつくるという効果的な学習法をとっていることです。使用されている英文は、日常的で自然な英語ばかりなので、英会話学習にとても効果があります。
複雑な文法解説や単語の羅列ではなく、短い英文を徹底的に「音読」することに特化しています。CDが付属していてネイティブスピーカーによる音声を聞きながら、その英文を何度も声に出して読むことを繰り返します。
教材の種類もいくつかあり、入門レベルからビジネス英語まで、幅広いレベルに対応したものが発売されています。

「英会話・ぜったい・音読」のなにがすごいの?
語学の本質に忠実な学習法
母国語を学習するプロセスと同じように「聞いて・真似して・繰り返す」学習法をとっていることが効果的だとされています。文法や単語の暗記になりがちな日本人の学習方法を、実践的な使える英語へと導いてくれます。
聞くだけ、読むだけではなく、「声に出す」ことで、インプットした情報を自分の口で再現するアウトプットの練習になります。これにより、英語が「使える」知識として定着しやすくなります。
反復による脳内回路の構築
英文を何十回も音読して文ごと「まるごと」覚えることで、単語を一つずつ訳すクセがなくなります。これは「英語を英語のまま理解する」ための最短ルートといえます。
ネイティブの音声を真似て発音することで、単語一つひとつの発音だけでなく、英語特有のリズムやイントネーション、リエゾン(音の連結)なども自然と習得できます。
誰にでもできるシンプルさ
学習内容は、中学英語レベルからスタートできるため、初心者でも取り組みやすいのが特長です。また、一日20分程度から始められるので、継続しやすいのも大きなメリットです。
「英会話・ぜったい・音読」の効果は?
英語の発音とリズムが改善
音読を繰り返すうちに、ネイティブのようなイントネーションやスピード感が自然と身についていきます。
英語を英語の語順で理解できるようになる
英語を日本語に訳さずに、そのまま理解する「英語脳」が育ち、リスニング力も向上します。
スピーキングがスムーズになる
音読で覚えた英文がそのまま「引き出し」として脳にストックされるため、会話でとっさに口から英語が出てくるようになります。
「英会話・ぜったい・音読」のアプリ
『英会話・ぜったい・音読』には公式アプリはありませんが、代替的に使える音読支援アプリはいくつかあります。
「NHKゴガク(語学プレーヤー)」
NHKの語学教材がスマホで聞けて、再生速度調整やリピート再生もできる便利なアプリです。『英会話・ぜったい・音読』のCD音源をスマホに取り込んで利用することもできます。
「abceed」
有名な英語教材に対応した学習アプリで、音読やディクテーションの練習にも使えます。『英会話・ぜったい・音読』の音声には直接対応していませんが、類似教材で代用できます。
「TALKING Marathon(トーキングマラソン)」
音声認識機能を使って、スピーキング練習ができるアプリ。『ぜったい・音読』の次のステップとして活用するのにおすすめです。