英単語攻略！英会話の単語帳の利用について

英会話を上達させるには英語の単語は覚えなければなりせん。文法がわからなくても、単語を知っていれば、なんとかコミュニケーションをとることができます。

英会話学習の単語の重要性や効果的な覚え方、発音練習のコツ、単語帳の利用法について解説します。

英会話で単語の重要性

英語を話すということは、自分の考えや感情を相手に伝えることですが、単語を知っていることが大前提です。どんなに文法の知識があっても、単語を知らなければ何も伝えられません。

英語の単語を知っていれば、文法が得意でなくても相手に伝えることはできます。日常英会話では、文法のルールよりも単語が重要です。

単語を習得して語彙が豊富になればなるほど、表現の幅も広がります。「きれいな」は "beautiful" だけでなく、"pretty" や "gorgeous"、"lovely" など状況に応じて使い分けることができます。

英会話学習は、単語、文法、発音、リスニング、スピーキングのすべてが有機的に結びついています。単語はその基礎となる重要な要素です。

英単語の覚え方

単語を覚えるには「記憶の定着」と「反復」が重要です。

文脈で覚える

単語だけを丸暗記するのはたいへんですし、おもしろくないので長続きしません。単語を単体で覚えるのではなく、文の中で覚えると効果的です。たとえば、"delicious" を覚えるときは、"This cake is delicious."（このケーキおいしいね）のように実際の会話の中で使いながら覚えたほうが身に付きます。

類似の単語と関連づける

テーマ別に覚えると記憶に残りやすくなります。たとえば、食べ物関連の単語をいっしょに覚えると、関連付けができます。たとえば、apple, banana, orange, grapes, peach　などです。

生活と結びつける

日常生活でよく使う言葉に置き換えて学習すると記憶に残りやすくなります。
たとえば、通勤中に "train" を見たら、「The train is crowded.」とつぶやいてみるなどです。生活とリンクさせましょう。

復習を繰り返す

英語の単語は、復習しないと忘れてしまいます。エビングハウスの忘却曲線にもあるように、覚えたことは時間とともに忘れていきます。効果的な復習のタイミングとしては、覚えた直後、1日後、1週間後、1ヶ月後など、間隔を空けて繰り返し復習することが推奨されます。

発音の練習

発音の練習は英会話では重要です。正しい単語を知っていても、発音が伝わらなければ、コミュニケーションは成立しません。

音声付きの教材を使う

単語帳を選ぶ際は音声付きのものがおすすめです。ネイティブの発音を聞いて、マネをしながら声に出して練習することで、耳と口で覚えることができます。

シャドーイングを取り入れる

ネイティブの音声に合わせて、少し遅れて発音する「シャドーイング」は効果的な方法です。イントネーションやリズムを自然に身につけることができます。

スマホの録音でチェック

自分の発音を録音して聞いてみると、どこが違っているかがわかります。最初は恥ずかしくても、客観的に自分を知ることができますよ。

単語帳の利用について

英単語の習得において単語帳」は便利なツールです。

毎日少しずつ

一気に覚えようとせずに毎日10～20語程度を目安に継続しましょう。繰り返すことで記憶に定着します。

例文をチェック

単語だけでなく例文も一緒に覚えることで、記憶に残りやすくなります。実際の会話で使えるようにするには、文で覚えたほうがよいです。

自分用にカスタマイズ

ノートやアプリで、自分が苦手な単語だけをまとめておくのも効率的です。また、単語帳に自分なりのメモやイメージを書き込むのも効果的です。

アプリとの併用

最近はスマホアプリの単語帳（Anki, mikan, Quizletなど）も多くて、隙間時間に活用できます。音声や例文、クイズ機能などを利用すれば、飽きずに学べます。

声に出して発音しながら覚える

単語帳に載っている単語は、声に出して発音しながら覚えたほうがよいでしょう。黙読だけでは、いざ話そうとした時に口から出てこない、ということになります。

単語帳選びのポイント

レベルに合っているかどうか

自分の現在の英語レベルに合ったものを選びましょう。難しすぎる単語帳は挫折の原因になります。

音声データが充実しているか

発音練習のためにも、ネイティブスピーカーの音声が付属しているか、ダウンロードできるかを確認しましょう。

例文

単語が使われている例文が豊富だと、単語の使い方がイメージしやすくなります。

目的が明確か

TOEIC対策、日常会話、ビジネス英語など、自分の目的に合った単語帳を選びましょう。