Duolingo English Testとは?試験内容・TOEICや英検との違い、入試や就職での評価を解説
英語能力を証明する試験として、最近、注目を集めているのが Duolingo English Test(デュオリンゴ・イングリッシュ・テスト) です。TOEICや英検に比べて知名度はまだ高くありませんが、自宅で受験できる手軽さや海外大学での採用拡大により、受験者数は年々増加しています。
世界で最もダウンロードされている語学アプリ「Duolingo」が提供するこの試験は、従来のテストとは一線を画す画期的な仕組みを持っています。
ここでは、Duolingo English Testとはどのような試験なのか、TOEIC・英検との違い、 入試や就職で本当に有利になるのか、難易度やスコアの目安について詳しく解説します。
Duolingo English Test(DET)とは?
Duolingo English Test(以下、DET)は、語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo社が開発した英語能力認定試験です。
特徴は、自宅でオンライン受験が可能であること、試験時間は約1時間と短い、結果は48時間以内にわかるという点にあります。
特に海外大学を中心に、入学要件としてTOEFLやIELTSの代替試験として採用されるケースが増えています。
試験形式と内容、4技能を総合的に評価
DETは、英語の4つの技能(読む・聞く・書く・話す)を総合的に測定する試験です。
試験の主な構成
Adaptive Test(適応型テスト)は、問題の正誤に応じて難易度が自動的に変化し、Interactive Writingでは与えられたテーマについて英語で文章を書くことになります。Speaking Sampleで質問に対して英語で即興スピーキングをします。
問題の特徴としては、選択式だけでなく、記述や発話が多く、文法問題というより、実践的な英語運用能力を重視しています。問題形式はランダムで、暗記対策では解けないようになっています。
スコア制度と評価基準
DETのスコアは10~160点で表示されます。
| DETスコア | 英語レベルの目安 |
|---|---|
| 120~160 | 上級(大学・大学院レベル) |
| 95~115 | 中上級 |
| 70~90 | 中級 |
| ~65 | 初級 |
また、次の4項目についても個別スコアが表示されます。
・Literacy(読む・書く)
・Comprehension(聞く・読む)
・Conversation(聞く・話す)
・Production(書く・話す)
TOEIC・英検との違いを比較
試験目的の違い
| 試験 | 主な用途 |
|---|---|
| Duolingo English Test | 海外大学入試・英語運用力評価 |
| TOEIC | 就職・社内評価 |
| 英検 | 国内入試・基礎~上級認定 |
受験方法・手軽さ
DETはは、自宅オンラインで受験できて、365日受験可能ですが、TOEICや英検は、会場受験で日程が限定されています。
評価される能力
TOEICはリスニングとリーディングが中心で、英検は段階制(級)を取っています。DETは、4技能をバランスよく測定します。「実際に英語が使えるか」を重視するのがDETの大きな特徴です。
入試で有利になる?大学での評価
海外大学の場合
DETは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアなどの数千校以上の大学で公式に採用されています。
TOEFL/IELTSの代替として提出できたり、コロナ以降、オンライン受験を認める大学が多くなっていて有利なこともあります。
日本の大学入試では?
日本国内では、一部の私立大学、帰国生・国際系学部で参考資料として認められるケースがありますが、英検やTOEICほど一般的ではないのが現状です。
就職・転職で有利になる?
日本国内の評価
現時点では、多くの企業はTOEICスコアを重視しておりDET単独で評価対象になる企業は少数ですが、外資系企業や海外とのやり取りが多い職種では、英語実践力の証明資料としてプラス評価されることがあります。
海外就職・留学関連では有利
海外インターン、留学・ワーホリ、国際系スタートアップなどでは、DETのスコア提出が認められる場面が増えています。
難易度はどのくらい?
DETの難易度は、一概に簡単とは言えませんが、難しいと感じやすいポイントとしては、即興スピーキングが多いこと、書く・話す量が多いこと、時間制限が厳しいことが挙げられます。
TOEIC・英検との体感比較
TOEIC高得点でもDETは苦戦する人が多くいます。英検準1級以上なら比較的対応しやすいと思います。「読むだけ・聞くだけ」では高得点は難しい試験です。


